ナンピン買いのリスク
FXの入門書や関連本には「ナンピン買い」はやってはいけない取引方法だとしているものが多く見受けられますが、なぜナンピン買いはタブー視されるのでしょうか? ナンピン買いをしてはいけないという最大の理由は、ナンピン買いに伴うリスクが大きいという面があるからでしょう。
わかりやすように例を挙げて説明すると、1ドル100円のときに円安予想で10000ドル買いを入れたとします。
しかし、予想とは裏腹にその後円高がどんどん進み1ドル96円になったとすると、40000円の損失が出ている状態ですが、ここでナンピン買いをしてさらに10000ドル買うと平均取得コストが1ドル98円ということになります。
一見するとやや損失を取り戻したようにも思えますし、実際にこの後1ドル98円まで相場が戻れば収支はプラマイ0ということになります。
しかし、相場が戻るとは限らないですし、さらに円高が進む場合も大いに考えられますから、そうなると損失はさらに拡大してしまうことになるのです。
さらにFX取引の場合は、ナンピン買いをすることによってレバレッジもどんどん高くなり、マージンコールやロスカットにも近づいてしまうというリスクも抱えています。
ナンピン買いは相場の読みに長けているFXのベテランでも難しいと言われているものですから、FXの初心者にはおすすめのできない取引だということも頷けます。
リスク管理をしっかり行うというFXの基本に立ち戻り、ナンピン買いは避けるという取引が無難なところでしょう。